シバンムシはこうすれば繁殖させられる!
シバンムシの発生時期は?
シバンムシは食いしん坊。家の中で繁殖どんなものを食べる?
シバンムシには羽根があり、家の外部どこからでも入ってきます。
風に乗ってきたり、洋服や物についてきたりと家に入り込まれていても気づかない
場合がほとんどなのです。
部屋の照明を掃除するときに、カバーの中を良く見ると「赤茶色の丸いシバンムシ」
がいることがあります。 なぜ家に入ってくるのかと言うと、「私たちが好む食品」を
シバンムシも好むからです。
◆◆◆シバンムシが好んで食べるもの◆◆◆
粉類・乾物類
ドライフラワー
麺類
壁紙
ペットフード
畳・絨毯
乾燥・植物質のものを好み、上記のような乾麺、菓子類、穀類、ペットフード、生薬など、
幅広く食害します。また、畳床や壁紙にもよく発生し加害します。
シバンムシは、かじる力が非常に強く、加工食品の包材に穴をあけて侵入するので、
料理に異物混入の原因にもなります。
シバンムシの飼育方法
シバンムシを飼育したい場合は、温度25℃、湿度60%以下の暗い部屋で育てると繁殖しやすいです。シバンムシは繁殖させやすい類です。プラスチック容器にトウモロコシの粉とビール酵母の粉末をまぜたものをエサとして一緒に入れておくだけで繁殖していきます。
アリガタバチの二次被害に注意!
◆アリガタバチって?
シバンムシの天敵はシバンムシアリガタバチ(アリガタバチ科の寄生蜂)。
害虫であるシバンムシの幼虫や蛹に寄生して子育てをします。シバンムシを退治するありがたい虫かというと、残念ながらそうではありません。
◆アリガタバチの被害とは?
アリの形に似ています。ハチの仲間であるアリガタバチが人間を刺すこともあります。
被害は西日本で多い傾向にあり、畳の上で刺されたり、ベッドで就寝中に刺されたりすることもあります。大繁殖しやすい夏頃に、そのシバンムシを狙ってやってくるアリガタバチによる二次被害にも注意が必要になってきます。
様々な食材を食べるシバンムシはただでさえ迷惑な存在ですが、人を刺すアリガタバチが発生する原因となるため、立派に害虫としてのポジションを確立しています。シバンムシやアリガタバチは、飼育しないのであれば駆除することをお勧めします。